中古住宅を購入しリフォームするまでの流れを、チェックポイントや注意点とともにまとめます。
この記事は、東京郊外に築25年の中古住宅を購入した経験をもとにしています。
はじめは予算内で手近な新築住宅を見るところから始めた家探しでしたが、将来を左右する買い物になるかもしれない不動産で失敗は出来ないと思い、1年半ほど不動産を勉強してから購入しました。
住宅ローンを組む場合、住宅購入は単に物件を買うというだけでなく「家とローンを買う」ものと言われますので、ローンに関しても選びかたのポイントをまとめました。
また、物件探しから契約、引き渡しまでの多岐にわたる仕事をサポートしてくれる不動産会社選びも、不動産購入を左右する大事な項目になります。
「仲介手数料無料」や「未公開物件」といった情報に流されず優良な物件を自分の目で見分けることが大事です。
よい物件を割安に購入することを目指して不動産を学んだ経験は、実際の中古物件購入で生かすことができました。
不動産を学び、実際に経験した中から役に立ったポイントをまとめます。
この記事の内容
希望条件を考えながら、不動産を学ぶ
中古住宅を購入し、リフォームするまでの流れを実際に行った順にまとめます。
希望条件を考える
はじめに希望条件を考えます。
この段階では、あまりきっちりと条件を絞りすぎないほうがいいですが、
「譲れない条件」「優先する条件」「外したい条件」
程度は箇条書きで決めておく方が、実際に物件を見始めてから目移りし、何が大切なのか決められなくなって家探しを諦めてしまうことが避けられて効率が良くなります。
(本でも読み、営業さんからも聞いた話なのですが、希望条件を考えずに「とりあえず物件を見て」しまい、家に求めるものがズレて、現実には無いような高望みな条件を心に抱いた挙句に諦めてしまう人が時々いるそうです。)
希望条件を突き詰めていくことは、現実と希望をすり合わせていくことで、家探しの中で最も重要事項だと思います。
中古と新築は、どちらがいいのか?
絶対的な答えはなく、自分たちにとっての最適解を選ぶことになりますが、私が中古物件を考える過程で参考にした専門家(不動産鑑定士、建築士)の意見を下の記事にまとめています。
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【一戸建ては中古と新築どっちが得?】中古住宅の寿命と耐用年数 専門家の回答は
エリアと立地について考える
家を探す際にお世話になった複数の不動産会社の営業マンから「家さがしは、今住んでいるエリア内で考える人が多い」と聞きました。
子供の学区内だから、とか、住み慣れているから、などがその理由です。
私もはじめは住んでいた賃貸住宅の周辺で探し始めましたが、不動産を学ぶうちに、ローン返済後の土地の価値に関心を持つようになりました。家を買うことがその人にとって高額な出費であるほど、動かすことができないその「家」のエリアと立地は、人生を左右する重大な要素になってきます。
こちらの記事では「資産価値を考えてエリアと立地を選ぶ」ことを基準として、良いエリア(街、地域)と立地(地形や道路の付き方、土地の形)の条件をまとめています。エリアに関しては、都市部を基準にしています。
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【リセールバリューで不動産を選ぶ】資産価値を保ちやすい一戸建てのエリアと立地
中古住宅を購入する準備
家を探す準備として、実際に不動産会社に行く前に予習しておきます。
なにも予備知識なく不動産会社に行くよりも、着眼点とこちらの信用(ローンに通るか)がはっきりしているほうが、気になる物件が出た時の流れがスムーズになります。
不動産について予習する
ローンについて情報収集し、事前審査を受けておく
こちらの記事に詳細をまとめています。
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【中古住宅を購入】内覧前の準備リスト
不動産会社(仲介業者)について
付き合う不動産会社は選べます。
仲介業者の営業マンは、大きな買い物のパートナーになる相手なので、どの会社に連絡するか慎重に考えていきます。
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【中古住宅購入】不動産会社は仲介手数料ではなくここを見る
中古住宅をリフォームする場合、やるべきことのタスクが多いので「中古住宅リフォーム」をテーマにした不動産会社は効率が良いと思います。
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中古住宅購入とリフォームで唯一の後悔は【不動産会社選び】
物件をチェック・内覧(内見)へ
物件チェック事項をまとめました。
内覧の際に見るところ、聞くところを一覧にしました。
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中古住宅の物件【内覧・内見で聞くことと注意点】
内覧以外で、調べるべきことはこちらにまとめています。
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中古住宅の内覧以外でチェックするべき【物件の注意点】
気に入った物件が見つかったとき、見るべき部分・調べることを整えておくと、機動的に動くことができ、申し込みを入れるか否かの判断が早くなります。
申し込みは先に入れた人が優先的に交渉できるので、物件を調べて申し込みを決断するまでの「速さ」は大切です。
物件申し込みから契約まで
申し込みを入れるタイミングでホームインスペクションを入れ、建物の安全性を建築士(住宅診断士)に診断してもらうと安心です。
こちらの記事では、実際に自分たちで探した診断士にホームインスペクションをお願いした体験談をまとめています。
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中古住宅購入時のホームインスペクション(住宅診断・既存住宅状況調査)
中古住宅の価格設定は売主によりさまざまで、大幅な値引きが成立しやすい物件と、値引きができない物件があります。
その見分けかたと、より大きな値引きを成立させるコツをまとめます。
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中古住宅購入の【値引きの限界と、失敗を避けるコツ】
以下の2つの記事では、契約前にチェックするべきことをまとめています。
住宅(建物)にかかる保証期間など、中古ならではのチェックポイントがあります。
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中古住宅購入時にチェックするべき【重要事項説明書と契約の注意点】
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中古住宅を購入して【引き渡し前・引き渡し日】に行うことチェックリスト
住宅ローンとリフォームローン
中古住宅を購入し、リフォームを行う場合、ローンの選択肢は多岐にわたります。
この記事では、住宅ローンとリフォームローンの組み合わせをひとつずつ検討しています。
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【住宅ローンとリフォームローン】中古住宅を購入しリフォームする際のローン選び
リフォーム
どの程度の規模のリフォームかによって、選ぶべき工務店が変わってきます。
「水まわりのみ」や「外壁塗装のみ」など、リフォームが限られた箇所の場合、その業種の専門店にお願いする方が、費用面でメリットが大きいです。
リフォーム内容が多岐にわたる場合は、総合的なリフォームを行なっている工務店、あるいは新築も手がける建設会社などが、施工をお願いする工務店の候補になってきます。(複数の専門店にお願いする方法も不可能ではありませんが、工期を自分で調節することはできないため、ひとつの工事が完工してから別の業者を呼ぶといった形になり、時間と手間がかかることになります)
フルリフォーム
こちらは大規模なリフォームをお願いした際にかかった費用や、体験から得たリフォームのコツをまとめています。
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大規模なリフォームにかかった費用と体験談
部分的なリフォーム
リフォームする箇所別の費用と体験談をまとめています。
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外壁塗装にかかった費用と業者選び 優良業社を選ぶコツ
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キッチン・バス・トイレ 水まわりリフォームの手順と費用
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【システムキッチンをリフォーム】かかった費用とメーカー4社の特色
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ユニットバスのリフォーム費用と節約 注意点は【窓と壁】
ユニットバスのリフォーム費用と節約ポイント 注意点は【窓と壁】
入居の準備・引っ越し
いよいよ入居ですが、住み始める前に、住宅を清潔に保つため、また住みやすさを考えて行っておくとよいことをまとめました。
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新居に入居前やることリスト 掃除・準備
体験談(実録)
こちらは不動産を学んで、中古住宅を購入しリフォームするまでの体験談となります。
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【体験談】中古住宅を購入してリフォーム。お得に住宅を取得できました
中古住宅を購入して、リフォームする流れ
でした。