身の回りの物を最小限に整えるミニマリストになりたいけど、家族はモノを増やすのが好き。
目につくものは、家族のものでも片付けたい。
本当はもっと、シンプルに生きたい!(家財道具に囲まれた部屋で心の叫び)
片付けをしている時に、自分の判断で勝手に動かせない家族のモノを片付けたくなる時ってありますよね。自分のモノの片付けをしている間は、そう思っていました。
そんな時は、家族にお願いするより自分自身のものの片付けに集中する方が、結局家全体の片付けがはかどることが分かりました。
家全体を片付けるにあたってうまくいった方法をまとめます。
この記事の内容
片付け本は、徹底的過ぎて参考にならない
まず、参考を求めて様々な情報を参考にしました。でもそこに立ち塞がったのが、「片付けブログや本が、研ぎ澄まされ過ぎてて参考にならない」問題。
ミニマリスト、いいなあ、私も一人暮らしだったらやってるわ...
夫婦でミニマリスト、価値観が共有できでよかったですね。
と思うだけで、自分に似たヒトがなかなか見つからない!
本を出すほど生活がミニマルに研ぎ澄まされている人とは現状が違うので、頭から参考にしてしまうと「たくさんのモノに囲まれている状態が安心」という家族と軋轢が生まれてしまいます。
参考に頼るのはほどほどに、自分のことはいちから自分で考えるように心がけています。
自分のことは徹底的に、家族のものは動かさない
自分のモノだけは種類と数まで把握していまが、家族のものは、その持ち主である家族に任せることにしました。
家族に対して「もっと片付けて」と言ったり、自分が行っている整理整頓のやり方を一方的に教えたりすることはありません。これって、家族から見れば、自分のやり方に口を挟まれた、とか、押しつけに思えてしまいますよね。
こうして家族に自分の価値観を押し付けることなく、自分だけ片付けを実行した結果ですが、頭の中がスッキリして、自分だけミニマリストのデメリットは無いです。メリットしかないので「片付けたいけど家族が〜」と思うより、自分のモノだけでも断捨離するだけで、かなり生活が変わるのを実感します。
今日まで、自分のモノだけ最低限に暮らす「自分だけミニマリスト」を貫いてきた私です。
自分のモノだけでもシンプルを心がけていれば、いずれ家族も変わる、なんて思いたいところですが、人が変わることを期待するのは心のエネルギーの無駄。自分のことに集中すると、思考がシンプルになります。
自分のモノだけ片付ける効果
「自分だけ片付け」のメリットを3つにまとめます。
自分のもの、家族のものの境界がはっきりする
自分だけミニマリストになる前は、たとえば
この金属用ボンド、誰の?私こんなマニアックな用途のボンド買ってないし使わない。なんでここに置いてあるの(イライラ)
などと、些細なモノが無意識のうちに目に入っていることに小さなストレスを溜める日々でした。
持ち物リストを作って自分のモノを管理するようになってからは、自然と家族が「自分のモノ/家のモノ/他の人のモノ」を把握することに敏感になったのか、帰る場所(収納場所)の不明なモノが視界に入ってくることはなくなりました。
家全体のモノの量が明確になる
食料品や消費財のストック、防災用品、季節のものなど、自分で把握できる「持ち物」は案外たくさんあります。
こうしたものもひととおりリスト化しておくことで、家全体のものの数や量が自分で把握できるようになり、それを整理してみるだけで無駄なものが分かったり、収納量を減らせます。
無駄な買い物をしなくなる・買い物で失敗がなくなる(とくに服)
新しいものを迎え入れたら、ひとつかふたつは捨てる。買い物は、持ち物リストを見ながら客観的に判断します。
これを実践したところ、無駄な買い物は本当になくなりました。
我慢も節約も特にしていませんが、モノ選びではなく、持ち物リストを整理することが買い物の醍醐味になっていて、買い物の目的は「徹底的に考えた持ち物リストの補充」なので、無駄な買い物をする余地がないです。
たとえばリュックサックひとつ買い換えるとすると、前回購入した年月日を控えているので、買い替えに動き出す半年前からネット上と店舗で流通しているあらゆるリュックサックを調べて、見て、調べて、とリサーチを徹底的に行ってから購入するので、買い物で失敗する余地がないです。
ガマンするわけではなく、衝動買いがありえなくなるという効果もあります。(私の場合、入ったカフェで気が向いたら小さなお菓子を買ったりして、我慢を小さな芽のうちに摘んでいるのも事実です。この習慣の積み重ねがいいか悪いかは、分かりません...)
自分にとって大切なものが見えてくる
モノにあふれた生活をしていても、芯がちゃんとしてる人はたくさんいますが、自分の場合モノが少ない分だけ頭の中も整理できる体質です。
あれもこれも欲しい、とか、何となく店頭で目にした「良さそうなモノ」に心を奪われないので、ノイズが消え、自分の価値観と向き合いながら生活しているので、「なんとなく前から持ってるけど、実はたいして大事じゃない」というモノゴトが頭の中から消えます。
具体的には、たとえばお正月の年賀状に労力を割かなくなったりします。本当に大事な人って、実はそこまでたくさんはいない。いっぱい年賀状を書く・貰うことが自分の価値ではないのだし「年賀状を送らないなんて失礼だ」という程度で亀裂が入るような人とは、そもそも価値観が合わないので、付き合わなくていい。
こんなことが大なり小なり起こってくるので日常生活が充実します。
「自分だけミニマリスト」の課題
まだ整理できてないと感じているところは、データです。モノは手にとって判断できますが、データ管理がどうも苦手です。
達人を参考に、外部とクラウドの2本立てで保管しようと思っているのですが、まだできていません。
この方の言うとおり、データなんて全部マイクロSDでいいんですよね。(あとはクラウドで補完)ずっと昔のCDデータをどうしようかなと思っているところです。(半年前から思っているので、腰が重い)
ミニマリストの家族でもミニマリストとは限らない
ミニマリストと一緒に生活している家族も変わります。共通のモノを置くスペースが常にスッキリしているので、いつの間にか影響を受けて、整理整頓しています。
ミニマルじゃない家族の家電、本、コレクションを家に抱えながら、自分のモノだけはミニマルに過ごしてみて、一緒に過ごしている家族も、いつの間にか片付けるくせがついていることがわかりました。
先日引越しの見積もりに来た人が
「思ったよりモノが少ないですねえ。どこを開けても空間ができてるでしょ。ここ(押入れ)がパンパンになってる家が多いんですよ」
と言っていました。
私は家族の中で自分だけミニマリストなので、家族のモノの量がとんでもなく大量だなあ...と思いながら生活していたのですが、そういえば、持ち物リストを作って管理する前は、うちも押し入れが上から下までパンパンだったのを思い出しました。
家族は私の行為になにも言わないけど、いつの間にか私につられて結構モノを減らしたということ。
自分の片付けに集中する効果は高いです。
ミニマリストになりたいけど、家族と価値観が違うとき
でした。